個人年金保険
おすすめ度:☆☆
個人年金保険というのは、払った保険料を積み立てて行き、将来年金形式で受け取る保険のことをいいます。
ここでは、個人年金保険の説明と賢い加入方法を教えます。個人年金保険とは、契約時に決めた期間保険料を払い、同じく決められた期間内に年金として受け取れる保険です。
受け取る期間はこの中から選びます。
- 終身年金 生きている限り、年金を受け取れます。
- 確定年金 決まった期間内で、生死に関係なく年金を受け取れます。
- 有期年金 決まった期間内で、生きている間だけ年金を受け取れます。
- 保障期間付終身年金 終身年金に受け取れる期間の保障を付けたものです。
- 保障期間付有期年金 有期年金に受け取れる期間の保障を付けたものです。
- 夫婦年金 夫婦のどちらかが生きている限り受け取れます。
個人年金保険の賢い入り方はここに注目してください。
- 払った保険料を受け取る時にどれくらい増えているか。
- 個人年金保険料税制適格特約が付いているか。
以上の2つです。
まず、1.については当然ですよね。あまり増えないのでは意味がありません。
次に2.についてです。
個人年金保険料税制適格特約が付いていると、払った保険料を個人年金保険料控除として、所得から控除でき税金が安くなります。この特約が付いていないと生命保険料控除の扱いになってしまうので、すでに生命保険料を年間10万円以上払っている人には得がありません。なお個人年金保険料税制適格特約を付いているかどうかは、加入時にしっかり確認してください。
ちなみに要件はこのようになっております。
- 年金受取人の名義が契約者か配偶者のうちどちらかになっていること。
- 年金受取人は被保険者と同じであること。
- 保険料を払い込む期間が10年以上であること。
- 年金を受け取る時の年齢が60歳以上で、10年以上あること(※1)
※1 有期年金か確定年金の場合
平成24年度から加入する方の所得控除の上限金額が、5万円から4万円に減額しました。これから加入する人は、年間8万円の保険料が一つの目安になりますよ。