本日の日経新聞に載ってました。
ありゃりゃ、やっちまったなといったところです。
基礎年金番号と氏名が125万件、さらに5万2千件は生年月日や住所も流出したそうです。
原因はウイルス付きのメールを職員が開けてしまったからだということです。
どのようなことかというと、ウィルス付きのメールには添付ファイルがあり、そのファイルを開くことでウィルスに感染するという仕組みです。
いったいどのようなメールだったのかが気になります。
職員もバカじゃないでしょうから、不審なメールの添付ファイルをわざわざ開くという行為はしないはず。
例えば業務連絡のような内容であったり、官庁からのメールであったりだったのかもしれません。
言いたいのは、個人情報の流出を防ぐのは難しいというのが私の結論です。
管理する人が愚かだからこのような事故が起きたのかというと、答えはイエスであり、ノーとも言えます。
そして、大手だらか、有名な会社だから個人情報は守られるというのは神話だと思います。
なぜなら、大手であればあるほど、その会社にある個人情報の量は膨大です。個人情報を売る悪徳会社からしたら、より多くの個人情報を有している会社などを狙いそうですよね。
そして、大手だと個人情報を管理する人や従業員自体も多いので、流出する可能性が高くなります。
なぜなら、個人情報が流出する原因のほとんどがヒューマンエラー、つまり人のミスです。
人が増えれば増えるほど、情報が流出する可能性が高くなるのは必然だと私は思います。
私のところにも、子供が生まれたときに、有名な会社から通販カタログがすぐに送られてきました。
「どうやって、うちに新しく子供が生まれたことを知ったんだろう?」
まったく謎です。調べればわかるのでしょうが、そこまでは面倒なのでしていません。
なので、これからの時代は個人情報が漏れないようにすること以上に、漏れた後にどのような対応をするかが重要になります。
まず、個人情報が流出した際にはたいてい大きな新聞に載ります。
その際に、どのようなデメリットが起こるかを把握したうえで、対応をとればいいと思います。
この時に注意しなくてはならないのが、ヒステリックにならないことです。
腹が立ったりする気持ちはわかりますが、落ち着いて対処しないと余計なストレスが溜まり、いいことはありません。
インターネットにより、情報が簡単に手に入る時代になりました。非常に便利です。
ただし、何事にもコインの裏表のごとく、いい面があれば、悪い面もあります。
個人情報の流出はまさに、情報化社会の悪い面なのかなと思います。
これから情報化社会で生きていくうえで、個人情報の流出は必然だと思い、その上でどのように対応すればよいかを冷静に考えて行動することが、心の安定と幸せを保つ秘訣なのではないでしょうか?
最後に、私は個人情報の漏えいを推奨してはいません。細心の注意を払い管理をしています。ご相談者さまのプライバシーは守っているので、ご安心ください。